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猫族にとって月は神聖なものすぎて、恐れ多いものなんだ。 普段はやんちゃなボス猫とも戦う僕だけれど、お月様だけはちょっとね。 彼女は月夜になるとベランダへ出ていってしまうけれど、こういう時っていうのは あえて独りにさせてあげた方がいいでしょう?小さな出窓から見守る僕の思いやりさ。 そうだね、たいてい、ぼーっとその形と灯りを眺めているよ。かなりの時間ぼーっと。 そして急に思い出したかのように、部屋に入ってきては タバコを一本と百円のライターを持ってまた出ていってしまう。 あぁ、何かツライ事あったんだろうなぁ。 僕だってそのくらいはわかるさ。 だってその背中が小刻みに揺れているんだもの。 僕は、タバコを吸ってしばらくして部屋に入ってきた 彼女の肩の上に乗って、狼が遠吠えするかのように 猫族の「月の唄」を聞かせるのが、月夜の日課になってしまった。 僕が僕であるように、君が君であるように 月の光はそれぞれのココロの形を映し出してくれる。 その形は、僕は僕でしかなく、君は君のでしかないんだ。 だから月は僕らにとって大切なココロの鏡なのさ。 彼女は僕を下ろして、洗面所へ行ったよ。 ピエロのようになった顔を見て、ガハハと笑いながら、 蛇口を最大にして水を出し、床が濡れるほど顔をじゃばじゃば洗ってる。 嗚咽が漏れてるのを聞き逃す僕じゃないからね、逆に切ない光景だよ。 さっぱりとした顔で彼女は僕を抱き上げて、たいていは、またこう言うんだ。 「さぁ、アビ!明日から頑張るぞ!絶対シアワセになるんだぁ〜!うぉおおお!」 空元気で眠りについたその目から流れおちた一筋の涙は、 少しだけ月の光のカケラが混じっているんだ。 僕達だけしか見れない、綺麗だけれど哀しい光。 大丈夫です、ご主人様。僕がいつも見守っていますから。 何度でも『月の唄』を歌いますから。音痴じゃないから聞きやすいでしょ? お休みなさい。ゆっくりとゆっくりと、夢ぐらいは笑顔でいられますように。 さて、ようやく僕が泣ける番になったわけだ。夜はまだまだ長いからね。 え?僕の泣く理由?・・・・・野暮な事は聞かないもんだよ。 |
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| タイトル (本文) | ブログ名/日時 |
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| 内 容 | ニックネーム/日時 |
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突然申し訳ありません。 |
ぶろぐひろば 2007/08/15 19:59 |
ぶろぐひろばさんへ |
アビ猫 2007/08/16 09:22 |
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